本革の魅力ってなんだろう。
本革ってなんだか難しそう。
でも、大人っぽくてちょっと憧れる。
そんな風に本革に興味を持ち始めた初心者さんへ、本革の特徴や魅力について紹介していきます。
私は本革の沼にハマって10年以上が経ちました。
本革は実際に使ってみると確かに少し手間はかかるけど、難しいことは何一つなくて、むしろ人生が豊かになる楽しみ方があることに気がついてから、一気に本革の沼にハマっていきました。
記事の主な内容
- 本革ってそもそもどんな素材なのか
- 合皮との違い
- 本革との付き合い方
本革に興味があるけど、なんだか難しそうだなって思っている方に、少しでも本革の魅力をお伝えできれば幸いです。
あなたも本革の沼へ落ちてみませんか?
本革とは?

本革とは、動物の皮を加工して作られた天然素材のことを言います。
つまり、動物の命をいただいて作られています。
日本には古くから、いただいた命をできるだけ無駄にしない、丁寧に使うという考え方がありますよね。
動物の命(食肉)をいただいた後、本来捨ててしまう皮の部分を加工しあますことなく使うことで、その命を無駄にしないという文化があります。
そして大切な命を道具として使用する時も、大切にお手入れをして、感謝を忘れないこと。
できるだけ長く使い、自分の生活に合わせて楽しむことで、命の大切さや尊さに気がつかされます。
本革と合皮の違いは?

本革とよく比べられるのが合皮(ごうひ)です。
合皮は布やプラスチックに加工して革っぽくした人工素材で、値段は安め、色や質感は均一なのが特徴です。
見た目の違いって、正直わかる?
見た目についても、安っぽく見えるものもありますが、中には本革と見分けがつかないほど高級感のある合皮もあります。
私は今でも「写真だけだと違いがわからないかも…」と思うことよくあります。それくらい合皮ってよくできています。
使っていく中での違い
本革と合皮で大きく違うのは、使っていったときの変化(経年変化)です。
本革は使うほど色やツヤが増し、手に馴染んで良い味わいが出てきます。一方、合皮はほとんど変わらず、使い続けても本革のような味わいは出ません。
香りも違います。本革には独特の革の香りがあり、合皮はほとんど香りがありません。
合皮は雨に強い
個人的に、合皮の一番のメリットは雨や水に強いところだと思っています。
本革は水に弱く、濡れるとシミや型崩れの原因になることがありますが、合皮なら比較的気軽に使えるので、急な雨でも安心です。
本革の特徴|メリットとデメリット

本革は天然素材なので、同じデザインでも2つとしてまったく同じものはありません。
革の部位や個体によって、シワの入り方やトラ模様も違ってきます。
世界に1つしかない、自分だけの「特別な逸品」を手に入れたような気持ちになれるのも、本革ならではの魅力です。
そして個人的に思う、本革の特徴は以下の6つです。
- 経年変化が楽しい
- 使うほどに自分の手になじんでくる
- 丈夫で長持ちする
- 水や傷には弱い
- 長く使うにはお手入れが必要
- 価格が高めになりやすい
では上記特徴をメリット・デメリットに分けて詳しく話ししていきますね。
本革のメリット
- 経年変化で使うほど味が出る
- 手に馴染んでくる
- 丈夫で長持ちする
経年変化で使うほど味が出る
本革の大きな魅力は、使うほど少しずつ色やツヤが変化して、自分だけの味わいが出てくる所です。
私が本革の沼に落ちたのはこの経年変化(エイジング)の魅力にどっぷりハマってしまったからなんです。

右側が経年変化後(元々は左と同じ色でした)
例えば、これは私がふだん愛用しているヌメ革の手帳なのですが、向かって左が経年変化前、右側が経年変化後です。あめ色の革も元々は左と同じ明るいベージュ色でした。全然雰囲気が違いますよね。
ここがすごく楽しい!!
経年変化は革によっても変わってきますが、使う人によっても全然違うので自然と愛着がわき、長く大切に使いたくなってしまいます。
年月と共に新品の時とは違った表情を楽しめるのも、本革ならではの魅力です。
手に馴染んでくる

本革は最初は少し硬く感じても、使ううちに手に馴染み、自分の使い方に合わせて柔らかく変化していきます。
例えば財布が1番わかりやすいです。
最初は手に持ってみてしっくりこなくても、何日も使っていくと、自然と自分の手にフィットしてきて、ずっと触れていたいと思わせてくれるんです。
この手に馴染む感覚は、長く使うほど幸福感を与えてくれます。
丈夫で長持ちする

ぜんぜん現役でこれからも愛用していきたい存在
お手入れをしながら大切に使えば、数年、場合によっては10年以上も使えることがあります。
実は私は上記写真のお財布をかれこれ15年ほど愛用しています。
使用感はありますが、創りが美しく、革自体も丈夫なので、まだまだ一緒にいたい存在です。
もちろん、本革でも縫製が雑なものだとあまり長持ちしないことがあります。
私が愛用している財布は、日本の熟練革職人さんが手がけているお財布なので、とっても丈夫で定期的にお手入れすることで、こうして10年以上の月日が流れても愛用できます。
こういう所に、日本の職人さんの高い技術や丁寧なものづくりを感じて、尊敬と感謝の気持ちが湧いてきます。
本革のデメリット
- 水や傷に気を使う
- お手入れが必要
- 価格が高めになりやすい
水や傷に気を使う
本革は水をスッと吸収しやすい素材です。
そのため、水や雨に濡れるとシミになってしまったり、型崩れやカビの原因になることがあります。
なので、外に持ち歩く時は防水スプレーなどで保護してあげると安心です。
ちなみに私は雨の日は無理に持ち出さず、「今日は革製品をお休みさせる日」と決めて、お家でお留守番してもらうことが多いです。
あと、もう一つ!
鋭利なもので擦ると傷がつきやすいです。鞄の中で財布と家の鍵を同時に入れてしまうと、財布に傷がついたりしてしまうので、鍵とは別の場所に入れたり、鍵も本革のキーケースに入れたりするのもおすすめです。
お手入れが必要

革の状態を保つためには、定期的にクリームやオイルでのお手入れが必要です。ただお手入れもクロスに少しオイルをつけて革に塗り込んでいくだけなので、意外と簡単だったりします。
私はめんどくさがり屋な性格なので、あえてお手入れが簡単な革を選ぶようにしています。
例えば、オイルがあらかじめたくさん革に染み込んでいるオイルドレザーは表面が乾燥しにくいので、毎日手にとって使うことが自体がメンテナンスになりますし、またお手入れの回数も年に1回か、もしくは表面に乾燥を感じた時にだけやる程度。
メンテナンスが楽な革を選ぶことで、ずぼらな私でも革製品をしっかりと長く愛用していくことができています。

ただ、オイルを塗り込むとこんな風に、一気にこっくりとあめ色へとエイジングするので、お手入れはとってもとっても楽しい時間だったりします。早くお手入れしたくて、そわそわしちゃったり。
革のメンテナンスはそんなに難しくもないし、負担にもなりにくいことが少しでも伝わったら嬉しいです。
価格が高めになりやすい
本革は天然素材で希少性もあるため、合皮と比べると価格は高めです。
さらに、そこに職人さんの技術や手仕事が加わることで、お値段はより上がります。
ただ、つくりの良いものを長く使えることや、使うほどに自分色に育っていく味わいを体験できると考えると、コストパフォーマンスは決して悪くはありません。
むしろ「本当に良いもの長く大切に使える」喜びを得られるので、満足度は高かったりします。
革と出会ってから価値観が変わった

革製品に出会う前、私はモノをあまり大切にする人ではありませんでした。
例えば財布。
財布は毎日手に取るものだから、自分のお気に入りのブランド物の財布を使っていたのですが、大体2年くらいでボロボロになってきて、その度に買い替えていました。お値段も毎回2万円ほど出していましたが、その当時はそれが普通だと思っていたんです。
けど、本革に興味を持ち始めて、「難しそうだな…。自分にも使いこなせるかな」って少し不安があったのですが、勇気を出して高価なブライドルレザーの高級革財布をお迎えしたんです。
そしたらビックリ。
2年経っても、5年経っても、そして15年が経った今でも現役で使い続けられているんです。

かわいくて大好き!
まさか15年も一緒にいられるなんて思わないじゃないですか。
もちろん、腕の良い日本の職人さんが手作業で仕立ててくれているので、すごく丈夫なつくりなのですが、やっぱり本革って丈夫で長持ちするすごいポテンシャルを持った素材なんだなって、あらためて本革の魅力に気がつかされました。
しかも使うほどに艶が増し、使うほどに自分色へと色味が深まっていき、さらには自分の手になじんできて、もうかわいくてかわいくて、すごく愛着が出てきます。
これからもずっと一緒にいたいので、大切にお手入れしながら、育てていきたいです。
まとめ:本革とは一生を共にする相棒である
私は、本革は一生を共にする「大切な相棒」だと思っています。
そして自分が今日まで生きてきた証でもあります。
革と一緒に歳を取っていくのが楽しくて、思い出も革に刻まれていく気がして、本革はもはや自分の一部なのではと思ってしまうほど大切な存在です。
革の魅力が少しでも伝わったら幸いです。
もし、
「せっかくなら、長く使える本革財布を選びたい」
「どういう基準で選べば失敗しにくいのか知りたい」
と思った方は、以下の記事も参考にしてみてください。
メンズ革財布はこちら

レディース革財布はこちら

私自身が長く使ってきた経験をもとに、一生使える革財布の特徴について、かなり詳しくまとめています。



