経年変化を楽しめる革財布が欲しいけど、
・お手入れが難しそう
・頻繁にオイル塗りするのは面倒くさそう
・失敗してシミができたら怖い
と、そんな不安を抱えてしまい、なかなか本革財布に挑戦できない方へ。
実は、お手入れが簡単な革財布って意外とあります。
特におすすめなのがオイルがたっぷり革に染み込んでいるオイルレザーです。
油分を多くふくんだ革は、表面が乾燥しにくく、頻繁にオイル塗りなどしなくても大丈夫なんです。
ちなみに私は、油分を多く含んだ革財布を15年間一度もお手入れせずに、今も現役で使えています。
この記事では、そんな経験も踏まえながら、お手入れが簡単で長く愛用できる革財布の選び方とおすすめのレザーを紹介していきます。
お手入れが簡単な財布の特徴

お手入れが簡単な財布を選びたいけど、経年変化も楽しみたい!
そんな方は、「革の内部に油分をたっぷりと含ませてあるレザー」を選ぶのがおすすめです。
その理由は単純明快で、油分を多く含んだ革は、使っているだけで自然と革の表面にオイルが広がり馴染んでくれるから。
つまり、毎日使うことが、最高のメンテナンスになるんです!!
それでいて、しっかりと本革ならではの経年変化も堪能できます。また、油分を多く含んでいるレザーは経年変化しやすいので、
・お手入れが楽な革財布が欲しい
・経年変化しやすい革財布を選びたい
そんな方におすすめです。
オイルをたっぷり含んだレザーと出会ってから革好きになった

この子をきっかけに革製品の沼に落ちた
私も初めて本革財布選びをしはじめた頃、「オイルケアってなんだか難しそう」「革財布って高いし、失敗してシミができたら嫌だな」と思ってしまい、経年変化を楽しめる財布が欲しくても中々購入に踏み切れなかった時期がありました。
そんな時に出会ったのが、オイルをたっぷり含んだレザーだったんです!
例えば次のような革
・オイルドレザー(オイルレザー)
・プルアップレザー
・蝋引きレザー
上記のレザーたちは、油分を多く含んでいるので、オイル塗りなどのメンテナンスは頻繁に行わなくても大丈夫!
もし長年の使用で「最近ちょっと乾燥しているかも?」って思った時に、軽くオイルを足してあげると、より美しく輝いてくれます。
オイルメンテナンスの楽しさなどは以下の記事で語っているので、お時間のある時に読んでくだされば幸いです。

油分を多く含んでいる革はお手入れが楽な理由

油分を多く含んだレザーがお手入れしやすい理由は、主に次の3つです。
お手入れが楽な理由
・革が乾燥しにくい
・オイルメンテナンスの頻度が少なくて済む
・多少の傷は目立ちにくくなる
あらかじめ革の内部にたっぷりと油分を浸透させてあるレザーは、表面が乾燥しにくいのが特徴です。
ゆえに、1番のお手入れは「毎日使うこと」。

毎日手に取り、愛用することで、手の油分や内部から染み出てきたオイルで革の表面がしっかりとコーティングされるため、最初の頃はオイル塗りなどは不要です。
また、油分を多く含んだ革は、多少の擦り傷程度なら指でもみ込むことで傷が薄くなり、目立たなくなることも大きなメリットです。
なので、オイルドレザーやプルアップレザーのような油分を多く含んだ革は、初心者でも扱いやすく、お手入れの手間が少ないレザーとして人気があります。
オイルをたっぷりと含んだレザーのメリット

では実際に、油分を多く含んだ革財布を15年間使ってきた私の経験をもとに、油分を多く含む革のメリットを紹介します。
- しっとりと手になじんでくれる
- 経年変化が比較的早い
- 使い込むほど美しい艶が出てくる
- 艶が出てくると、少し水分に強くなる
- 傷が目立ちにくい(指でもみ込むと傷が目立たなくなる)
- 乾燥しにくく、頻繁にお手入れしなくても良い
例えば、オイルドレザーのようにオイルがたっぷり染み込んでいる革は、手に取るとしっとりと手に吸い付き、使うほどに自分の手になじんできます。この触り心地が病みつきになってしまうんですよね。
また一般的な革よりも経年変化が早いので、革のエイジングを思う存分に堪能したい方に向いている革でもあります。
本革のデメリットとしてよくあげられるのが、「傷がつきやすい」「水に弱い」などですが、本当にその通りで、ちょっとしたことで簡単に傷つきます。

ただし、オイルをたっぷりと含んだレザーは経年変化すると逆に「傷が目立ちにくくなる」「水に少し強くなる」特性もあります。
確かに使い始めはデリケートで、丁寧に扱わないといけないこともあると思いますが、経年変化が進んだらちょっとの傷なら指でもみ込むだけで傷が目に見えなくなったりします。私は初めてその様子を目の当たりした時「魔法か!」ってくらい驚きました。

普通の財布は使うほどにボロボロに劣化していきますが、オイルをたっぷり含んだ革財布の場合、逆に使うほど丈夫になるという、まさに経年劣化ではなく経年変化に優れたアイテムなんです。
でも1番のメリットは、やっぱり表面が乾燥しにくいので、頻繁にお手入れしなくてもいいところかもしれないですね。
毎日の仕事や家事やあれこれで、現代人は本当に多忙であったり疲れていたりするので、そう言った方でも経年変化を気軽に楽しめる革は魅力的だと思います。

油分が多い財布のデメリット

先ほど紹介した「オイルドレザー」「プルアップレザー」「蝋引きレザー」は、植物タンニン鞣しで作られているため、次のようなデメリットもあります。
- 傷がつきやすい
- 水に弱い
- 色移りすることがある
- 天然素材ゆえに傷やトラ模様がある
タンニン鞣しの革は天然素材の良さをそのまま活かしているので、生きていた頃にできた傷やシワ(トラ模様)、血筋などが模様として革に刻まれています。
それを味として愉しむのが革好きなのですが、そういった個体差を楽しめない方や、合皮のような均等な美しさを求めている方には向きません。

また、タンニン鞣しの革は新品の頃は水や傷に弱いという特徴があります。
ほんの少し水が1滴落ちただけでもシミになってしまったり、爪で軽く引っかいてしまっただけでも傷がつくことがあります。
しかし先ほども紹介したように、経年変化が進んで革の表面に油分がなじみ、艶が出てくると、新品の頃と比べて水や傷に少しずつ強くなっていきます。
むしろ、革についた傷やシミは今日まで自分が生きてきた証でもあります。そういうのも味として愉しめるかどうかで財布の選び方も変わってきます

革財布は年に1〜2回のオイルケアで見違えるほど美しくなる

オイルを塗るだけでも一気に色味があめ色へと変化します
15年間革財布をほとんどお手入れしてこなかった私が言うのもなんですが、購入から1年ほど経ったあとに、年に1〜2回ほどオイルメンテナンスをしてあげると、見違えるほど艶や光沢が増し、経年変化も一気に進みます。
初期の頃のお手入れ方法
最初の1年目のお手入れは、時々綿100%のクロスなどで乾拭きして、汚れなどを落としてあげる程度で十分です。
ちなみに私は、無印良品で売られている「落ちワタ混ふきん」で乾拭きしています。安いのでおすすめです。
経年変化し始めた以降のお手入れ方法
購入から2年目以降になると、季節の変わり目などにもしかしたら乾燥が気になることがあるかもしれません。
そんな時に軽くオイルメンテナンスをしてあげると重厚感が一気にアップします。
お手入れの方法はとっても簡単です。
- 綿100%の布で乾拭きしたり、革用ブラシで汚れを落とす
- 綿100%のクロスに少量の革用オイルやミツロウクリームをなじませ、薄く革に塗り込んでいきます。
- 最後に綿100%の布で余分な油分を拭き取って完了!ブラシで油分をなじませてあげるとより艶が出ます。
これは1度やってしまえば、「なんだ!こんな簡単なことだったんだ!」っと思えるくらい、本当に簡単なので不安にならなくて大丈夫です。
そんなことを言う私も、最初の頃は「失敗してシミになっちゃったらどうしよう……」って不安になって恐る恐る塗り広げていった思い出もありますが、実際にやってみたら「あ、そういうことか」と、コツを掴んでからはもう恐れることなく、すいすいとオイルを塗り広げてほんの5分程度でオイルメンテナンスを完了させるまでレベルアップしました。

オイルケアをする度に、どんどん濃く色づいていくのが楽しい
そして、オイルを塗る前と後とでは全然艶、輝き、色味が変わるのがすごく楽しいです!!
なので、2年目以降は年に1回でも良いのでオイルを足してあげると、より素敵な見た目になるので是非挑戦してみてください。
お手入れが簡単な革財布を選ぶポイント

おさらいをすると、お手入れが簡単な革財布の特徴は「レザーにたっぷり油分を含んだもの」になります。
油分を多く含んでいる革
・オイルドレザー(オイルレザー)
・プルアップレザー
・蝋引きレザー
これらの革は油分を多く含んでいるため乾燥しにくく、比較的お手入れが簡単です。さらに使うほどに美しい経年変化も楽しめるほか、耐久性も高いため、5年後、10年後と末永く愛用できます。
実際私も1つの財布を15年ほど愛用しています。
簡単なケアで10年先まで経年変化を堪能できるなんて、本当にすごいですよね。
長く愛用するほど愛着が湧き、手放したくなくなるのが本革の魅力。
そこで次の章では、腕の良い職人が手づくりしている「お手入れが簡単な日本製の本革財布」を3つ紹介していきます。
どのレザーを選ぼうか、迷っている方の参考になれば幸いです。
お手入れが簡単で経年変化も楽しめる本革財布3選

今回紹介する革財布はどれも腕の良い日本の職人さんが1つ1つ手づくりしています。
作りがとても丁寧で丈夫なため、大切に使えば10年、20年と長く愛用できます。実際、私が15年愛用している革財布も日本の革職人さんが手づくりしてくださった財布です。
そこでここからは、お手入れが比較的簡単で経年変化も楽しめる代表的なレザーを厳選して紹介します。
この3点にこだわって選びました
・オイルをたっぷり含んだレザー
・日本の職人が手づくりしている
・初めての人にも扱いやすい
ではさっそく1つずつ紹介していきます。
美しく経年変化するプエブロレザー

個人的に1番おすすめなのがこちらのプエブロレザー。
経年変化がとにかく楽しい革として人気があり、初期の頃のマットな風合いと経年変化後の艶やかな表情へと移り変わる魅惑のレザーです。
そして私も、そんなプエブロに魅了されたうちの一人でもあります。

プエブロレザーは、革の表面をあえて少し毛羽立たせた風合いが特徴のレザーです。
新品の頃はマットでザラっとした和紙のような質感なのですが、使い込むほどに起毛が寝ていき、しっとりとした艶が現れてきます。
革の内部には油分がしっかり含まれているため乾燥しにくく、頻繁にオイルメンテナンスをしなくても長く愛用していけます。
そしてプエブロレザーはとことん経年変化を楽しみたい方にこそ使ってほしい革です!
使うほどに色味が深まり、艶が増していくので、日を追うごとに愛着も増し一生手放したくなくなります。

何よりもこのスクラッチ加工がオシャレ!
あえて革の表面を真鍮ブラシで磨いて、小さな弧のような模様を施してあるんです。このスクラッチ加工のおかげで傷も目立ちにくくなるので、ラフに使いたい方におすすめです。
- 経年変化を思う存分に堪能したい
- 経年変化が早いレザーを選びたい
- 傷が目立ちにくい革を選びたい
- メンテナンスが簡単な財布が欲しい
おすすめをピックアップ
プエブロレザーの魅力は、以下の記事でも詳しくお話ししています。

アンティークな風合いへと変化するミネルバボックス

ミネルバボックスも世界中の革愛好家から愛される魅惑の革です。
こちらも革の内部にたっぷりとオイルが含まれているので、手に取るとしっとりと吸い付いてくる感覚があり楽しいです。また革がふっくらしているため手触りがとても柔らかく、使うほど自分の手になじんでいきます。
革の表面が乾燥しにくく、頻繁なメンテナンスは不要。気軽に楽しめます。

ミネルバボックスも経年変化がすごく楽しい革です。
使い込むほどに深みのある色へと変化し、革の表面には美しい艶が現れてきます。
何よりもこのシボ加工がオシャレ。
本当にオシャレ!
シボ加工されている財布ってなんでこんなに上品なんだろうってくらい品があります。ビジネスシーンやプライベートなど場所を選ぶことなく使えるのもメリットです。
おすすめをピックアップ
堅牢且つ蝋引きが美しいブライドルレザー / ゴーストレザー

愛用歴15年目
私が15年間、1度もお手入れしなくても使えたのがこちらのブライドルレザーです。
ブライドルレザーは、内部までオイルをじっくり浸透させ、表面にはロウを何度も塗り重ねて仕上げています。手間と時間をかけて作られる高品質な革は、非常に高い耐久性を持っているため長く使えます。
ゆえに私のブライドルレザーも、15年間愛用していても型崩れすることなく、今もその上品な見た目を維持してくれています。
またsotのゴーストレザーという、蝋引きされた革財布もおすすめです。
革の表面に蝋を染み込ませている


私は蝋引きレザーの最初の頃の姿が本当に大好きです。
表面についた白い粉が蝋なのですが、使っていくうちに少しずつ少しずつ革本来の色味が現れてきて、その過程を堪能できるのが本当に楽しいです。
使い込むほどに革の表面に美しい艶が現れ、重厚感がアップしていきます。
耐久性が高く、比較的お手入れも簡単なため、長く愛用できる革財布を探している方におすすめです。
おすすめをピックアップ
初めての方にはプエブロレザーから挑戦してみてほしい

もし革財布選びに迷ったら、プエブロレザーをおすすめします。
おすすめの理由
・経年変化が早くて楽しい
・使うほどにアンティーク感が増す
・お手入れが簡単
・スクラッチ加工がオシャレ
プエブロレザーは日本の革好きの間でも人気の高いレザーで、特に経年変化に魅了される方が多いです。かく言う私もその一人。

15年愛用したブライドルレザーの革財布を持っていますが、プエブロレザーの魅力にどんどん惹かれてしまい、気がつけば今年の1月、sotの「プエブロレザー二つ折りミニ財布
」をお迎えしていました。
初めてプエブロレザーを手にした時、吸い付くようなしっとり感と、少し起毛した触り心地がすごく気に入って、手に取る度に幸せな気持ちにさせてくれました。
もちろん、15年愛用してきたブライドルレザーは私にとっては一生の宝物でもあります!
・身軽に歩きたい日はブライドルレザー
・紙幣もしっかり持ちたい日はプエブロレザー
など、ちょっと贅沢な使い分けをして楽しんでいます。
実際の使用感を以下の記事で詳しくレビューしています。「一生モノの財布」を探している方は、良かったらあわせて読んでみてください。

まとめ|オイルをたっぷり含んだレザーはお手入れが簡単
経年変化を存分に楽しみたい。
けど、お手入れが何だか難しそうで手が出せない。
そんな方はぜひ、油分をたくさん含んでいいるレザーを選んでみてください。さらに、そこに熟練革職人が丁寧に手づくりした財布なら、5年後、10年後と長く愛用することも可能です。
具体的にどんな革を選べば失敗しないのか?
「初心者でも後悔しない、一生モノの革財布の選び方」を以下の記事で詳しく解説しています。

また、オイル塗りしなくても良い革財布を探している方は以下の記事を参考にしてみてください。

これから革財布デビューを考えている方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。




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